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2024.12.05

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M&Aが活発な建設業界!課題解決にM&Aが選ばれるのはなぜ?

M&Aが活発な建設業界!課題解決にM&Aが選ばれるのはなぜ?

高度経済成長期から活発になった建設業界。建設業界においては、バブル崩壊後に業界再編型M&Aが活発になりました。他の業界同様、課題が山積している建設業界ですが、M&Aに活路を見いだしています。

 

■需要高まる建設業界

建設需要は高まっていますが、現在抱えている課題を解決しなくては将来の見通しが明るいとは言えないでしょう。ここでは、建設業界の現状と課題についてご紹介します。

・建設投資額は増加傾向に

国土交通省によると、建設投資額は平成4年度のピーク時には劣るものの、着実に増加傾向にあります。台風や大雨、地震や噴火など、日本を襲う自然災害は後を絶ちません。特に2023年は大雨による被害が多く発生し、地震も頻繁に起こっています。災害を受けやすい日本国土の状況を考えると、災害対策や老朽化対策のための建設需要は常にあると言えるでしょう。

参考URL:

 https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001610913.pdf

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000063966.html

 

・縮小傾向にある建設業界

建設業界における2023年の倒産件数は、前年比38.8%増でした。国土交通省の調べによると、2021年の建設業者数は約48万業者でしたが、これはピーク時の1999年と比較して約21%減少していることが明らかになりました。年々減少する建設業者数と同様、建設就業者数も減少傾向にあります。同じく国土交通省の調査によると、2022年の建設業就業者数は479万人で、ピーク時であった1997年から比べると約30%減少しています。

・建設業界が抱える課題

建設需要があるにもかかわらず、縮小傾向にある建設業界。建設業界では人材確保が容易ではなく、深刻な人手不足に直面しています。中には、人手不足による廃業、後継者がいないために廃業に追い込まれるケースもあるようです。2023年に、日本商工会議所が中小企業を対象に実施した調査によると、約70%が人手不足であると回答しました。業種別のアンケートでは、建設業は介護・看護業に次いで人手不足が顕著な業界となっており、82.3%もの建設業者が人材が足りていないと回答しています。また、国が推進する働き方改革によって、建設業就業者たちは長時間労働からは解放されますが、収入や企業の利益は減少する結果に。そのため、建設業界における廃業リスクは、依然高いままであると言えるでしょう。さらに、全体的にIT化が遅れていることも、現在の建設業界が抱えている課題の一つです。

 

参考URL:

https://www.jcci.or.jp/20230928_diversity_release.pdf

 

■建設業界の課題をM&Aで解決する

企業が生き残る戦略として、M&Aが活用される場合が多々あります。建設業界が抱える課題を解決するのに、M&Aはどのように役立つのでしょうか。

・M&Aによる人材確保

労働環境や高齢化が原因で、人材確保がままならない建設業界。技術を受け継ぐ人材がいなければ、事業を存続させることは難しいでしょう。その点、M&Aで譲受企業に事業経営を引き継いでもらうなら、後継者問題を解決することができます。M&Aを行うことで、長年建設業界に貢献してきた従業員の雇用を守ることが可能です。さらに、買い手側である譲受企業は、経験があり即戦力となる従業員を獲得できます。

・M&AによりIT化が進む可能性も

建設業界はデジタル化するのが難しい作業が多く、現場での変更が多いこともあり、IT化に後れを取っている状況です。また、高齢化が進んでおり、IT導入などに苦手意識を持つ人材も少なくありません。しかし、IT化が実現すれば業務の作業効率は改善し、コスト削減を実現することも可能です。すでにIT化が進んでいる企業とM&Aを実施すれば、スムーズにIT導入を行うことができるでしょう。

・建設業界がM&Aを行う上での注意点

M&Aを行う場合、進行中の案件の引継ぎや建築業許可の引継ぎについて十分に検討する必要があります。買い手側の企業に案件を引継ぐ場合でも、事前に費用分担を明確にすることで、トラブルを回避することが可能です。建築業許可は、M&Aの手法によって引継ぎできる場合とできない場合があります。例えば、株式譲渡の場合には建築業許可の引継ぎは可能ですが、事業譲渡や合併などの手法では引継ぎすることはできません。買い手側である譲受企業は、案件や建築業許可の引継ぎを確認すると共に、売り手側である譲渡企業の財務面の調査を徹底して行うことで、M&Aを成功に導くことができるでしょう。

 

■まとめ

今後の建設需要を満たすためにも、建設業界は早急に課題を解決することが求められます。人材確保やIT化に役立つM&Aを行うことで、高齢化が進んだ建設業界に新しい風を吹き込むことができるでしょう。

最後に

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